TOSM三重のホーム
『解析教程』.『微分トポロジー講義』.
『数理解析のパイオニアたち』.
『数学名所案内』.
『数論の3つの真珠』.
『代数学とは何か』.
『黄金分割』.
『天書の証明』.
『数学の最先端 21世紀への挑戦3』
『シンメトリー』
『微分のはなし』
『古典群:不変式と表現』
『直線と曲線 ハンディブック』
『数学者列伝』
『面積・体積・トポロジー』
『微分のはなし』
『積分と微分のはなし』
人名索引 や−よ、わ
人名索引総目次
トップへ
や-よ 
ヤグロム,アキヴァ(Akiva Moiseevich Yaglom, 1921.3.6-. ).
ソヴィエト,ハリコフの生まれ.イサークと兄弟.
スヴェルドロフスク大学卒(1942).モスクワ大学教授(1964).関数解析,確率論,情報理論,応用数学.イサークとの共著で多数の著書がある. [天6] トップ
ヤグロム,イサーク(Isaak Moiseevich Yaglom, 1921.3.6-. ).
ソヴィエト,ハリコフの生まれ.アキーヴァと兄弟.
スヴェルドロフスク大学卒(1942).モスクワ大学,モスクワ教育大学の後,教育科学アカデミー学校教育及び教育工学研究所で働く.代数,幾何などの著書多数. [天6] トップ
ヤコビ(Carl Gustav Jacob Jacobi, 1804.12.10-1851.2.18).
プロイセン、ポツダム(現在ドイツ領)に生まれ、ドイツ、ベルリンに死す。
ユダヤ人銀行家の家に生まれ、ベルリン大学卒業後、教授資格取得のためキリスト教に改宗。ケーニヒスベルク大学に招かれ(1826)、教授(1832)に。1843年健康上職を辞し、イタリヤヘ。1844年帰国後ベルリン大学教授。
力学(こまの運動),微分幾何(楕円体の測地線),線形代数学,整数論,変分法,微分方程式論,楕円関数論など.ヤコビのテータ関数。ヤコビアン(ヤコビ行列式)、ハミルトン・ヤコビの方程式,ヤコビの恒等式,ヤコビ積分など.数学教授法としてのセミナー形式を考案。
『楕円関数論の新しい基礎』(1829),ボルチャルトの『テータ級数の性質から導かれる楕円関数論(Theorie der elliptischen Functionen aue der EIgenshaften der Thetareihen abgeleitet)』はヤコビの1835/36年の講義をまとめたもの.
ヤコビの死後もケーニヒス大学では彼の弟子である,ボルチャルト,ハイネ,ザイデル,リイヘロート(F.Richelot, 1808-1875)が研究集団を作り,80年代頃までテータ関数,楕円関数,それらの拡張を通じて関数論の精力的な研究がなされる.
[解I.0-2, 4, II.1-3, 5-8, 10, IV.0, 3-5, 文], [パ4, 附1, 年表], [名17, 19, 附D], [珠2.1, 3.1, 説3.7], [代19] トップ
ヤング,アルフレッド(Alfred Young, 1873.4.16-1940.12.15.)
イギリス,ランカシャー,ウィドネスに生まれ,エセックス,バードブルックに死す.リヴァプールの富裕な商人の長男として生まれる.
1892年ケンブリッジ大学クレア・カレッジに入学.学生時代はボートで活躍.ケンブリッジ大学セルウィン・カレッジ講師(1901-05),フェロー(1905-),後に会計になる.
1908年,ヘイスティングスのキリスト教会の助任司祭となり,結婚.1910年,エセックス,バードブルックの主任司祭となり,生涯ケンブリッジから25マイル西のこの地に住む.
1926年にケンブリッジでの講義を始める.
群論,群の表現論.ヤング図形(1900),ヤング対称子.フロベニウス,I.シューア,ワイルなどと刺激し合って,群の表現論が出来上がって行く. [名19], [ワ] トップ
ヤング,ジョン・W.(John Wesley Young, 1879.11.17--1932.2.17.)
アメリカ,オハイオ,コロンバスの生れ.射影幾何の公理的基礎づけ.コーネル大学で群論に関する研究で博士号(1904).ダートマス大学教授.姉はE.H.ムーアの妻.著書に『代数と幾何の基本概念』,O.ヴェブレンとの共著『射影幾何学』(1910-18)(1巻だけが共著で,2巻はヴェブレン単独).
[伝] トップ
ヤング,トーマス(Thomas Young, 1773.6.13--1829.5.10.)
1801年王立協会の自然学の教授になる.開業医であり,物理学者であり,エジプトの象形文字の解読に貢献した,ロゼッタ・ストーンの解読でシャンポリオンと競争.
視覚の研究から光の研究に進み,ヤングの干渉実験など光の波動説を支持.弾性体力学におけるヤング率,またエネルギーの概念を提唱.. [モ幾] トップ
ユークリッド=エウクレイデス、アレキサンドリアの(Eucleides = Euclid of Alexandria = Ευκλεδησ, 紀元前 330?-275?(365?-300?)).
エジプト、アレキサンドリアの生まれ。
プラトンのアカデミアに学ぶ。
単に『原論』と言えば彼の『幾何学原論』のこと。
古代ギリシャ数学の集大成であるばかりでなく、その後2000年間の数学のあり方、数学教育のあり方に最大級の影響を及ぼした作品である。
結果がオリジナルでないという非難をする人もあるが、叙述の仕方こそが彼の業績であり、そのことが最も大きな影響を与えたものである。
また、幾何学以外にも著作は多い。『補助論』『図形分割論』『光学』など残っているものもあるが(ハイベルグの著作中に見いだされる)、『焦面』『不定命題』『円錐曲線(アポロニウスの結果をまとめたものらしい)』『間違った結論について(詭弁論か?)』『音楽理論』『諸現象(天文学)』など失われたものが多い。
アレキサンドリアでプトレマイオス1世(2世という説あり)に「幾何学に王道はない」と言った言葉は数学者にとっては誇りであるが。[解I.1, 4, 6, II.1, III.1, IV.1-2, 4], [パ12, 31, 附2, ノート], [名序, 1, 3, 6-7, 9-17, 20, 23, 附C, 文], [ト序, 1-3, 5-7, 附D.5], [珠説2.2.1-2, 文], [代3-6, 12-17, 19, 21-22, コ], [ブ50], [黄2,3,訳], [天1,4,7,15] トップ
ユシュケヴィッチ(Adol'f-Andrei Pavlovich Yushkevich, 1906.7.15 -1993.7.17).
オデッサの生れ.ソ連の数学史研究の第1人者. [天6] トップ
ヨアヒムシュタール(Ferdinand Joachimsthal, 1818.3.9--1861.4.5).
プロシャ・シレジア,ゴルトベルク(現在,ポーランド,ズロトリヤ)に生まれ,ドイツ,ブレスラウ(現在,ポーランド,ヴロツワフ)に死す.
リーグニッツのギムナジウムでクンマーに学び,1836年にベルリン大学に入学しディリクレとシュタイナーに学び,1838年にケーニヒスベルク大学に移りベッセル、ヤコビに学んだ.ハレ大学に移って1840年に学位取得.
1844年からベルリンの王立実業学校で,1848年からベルリンの王立フランス・コレージュで教え,1852年に教授になる.同時に1845年からベルリン大学でも教える.そこでの講義は解析幾何,微積分,曲面論,変分法,統計学,解析力学などで,教え方には定評.円錐曲線の法線や2次曲面に関する研究がある.
[伝] トップ
トップへ
わ 
ワイエルシュトラス(Karl Theodor Wilhelm Weierstrass, 1815.10.31-1897.2.19).
バヴァリア(現在ドイツ領)、ヴェストファーレン、オステンフェルデに生まれ、ドイツ、ベルリンに死す。
ドイツのクローネ中学('42)、ブラウンシュヴァイクのローマ・カトリック校の講師('48)。このとき、アーベル関数論をクレレ誌に発表('54)。クンマーの推薦により、ベルリン王立工科大学教授('56)、同時にベルリン大学助教授。のち教授。S.リー、ミンコフスキー、カントール、ミッタク・レフラー、H.シュヴァルツ、I.L.フックス、ソーニャ・コヴァレフスカヤなど弟子多数。1850年以降目まいに悩まされ健康に優れず、1861-1894年の間は車椅子から離れられなかった。
実解析以外には、複素関数論の基礎づけ、整関数や無限積で定義される関数の研究、楕円関数・代数関数・アーベル関数論、変分法の不連続な解の研究、線形代数の2次形式論や単因子論、複素数体のみが実数体の可換な代数拡大であることの証明(ガウスが1831年に約束して果たせなかったこと、1872年)など。あまり業績を公表せず、弟子のノートから作られた講義録によるものが多い。 [解序, II.1, 6, III.0-1, 3-7, 9, IV.1, 3, 文], [名3, 15, 附E], [ト2], [代3, 17], [天19] トップ
ワイル,ヘルマン(Hermann Klaus Hugo Weyl, 1885.11.9-1955.12.8.)
ドイツ,エルムズホルン(ハンブルクの近く)に生まれ,スイス,チューリヒに死す.
ゲッティンゲン大学卒(1908),D.ヒルベルトの弟子.ゲッティンゲン大学(無給講師1908-13, 教授1930-33)とチューリヒ工科大学教授(1913-30)の後,アメリカに亡命.プリンストン大学高等研究所教授(1933-51).
リーマン面の概念の確立,特殊関数の級数理論,加法的整数論,微分方程式論,積分方程式論,微分作用素のスペクトル理論,連続群の幾何と表現論,微分幾何と群論の物理学への応用(量子力学と相対性理論).
ワイル和,ワイル・テンソル,ワイルの概周期関数,ペーター・ワイルの定理,ワイルの指標公式,ワイル群,ワイル領域(Weyl chamber),(正準交換関係の)ワイル形(Weyl form),(数の幾何における)ワイルの規準(Weyl's criterion)など.
「私の仕事はいつも真実と美を結びつけようとするものだったが,どちらか一方を選ばなければならないときには,普通,美の方を選んで来た.」
論文以外の著作を挙げておく.これらはどれも国内にある.
- Die Idee der Riemannschen Flache, Teubner, Leipzig, Berlin, 1913. 原著改訂第3版(1955) .『リーマン面』(田村二郎訳)岩波書店(1974)
- Raum, Zeit, Materie,Springer-Verlag, Berlin, Heiderberg, 1918. 原著第5版(1923).『空間、時間、物質』(菅原正夫訳,東海大学出版会,1973.内山龍雄訳,講談社,1973)
- Das Kontinuum : Kritische Untersuchungen uber die Grundlagen der Analysis, Verlag von Veit(1918).
- Mathematische Analyse des Raumproblems, Springer-Verlag, Berlin(1923).
- Was ist Materie? : zwei Aufsatze zur Naturphilosophie, Springer-Verlag, Berlin(1924).
- Die heutige Erkenntnislage in der Mathematik, Sonderdrucke des Symposion ; Hft. 3, Weltkreis(1926).
- Natur, Geist, Gott, Handbuch der Philosophie ; Abt. 2, R. Oldenbourg, Munchen(1927).
- Philosophie der Mathematik und Naturwissenschfte,R. Oldenbourg, Munchen, Berlin, 1927. 数学と自然科学の哲学』(菅原正夫+下村寅太郎+森繁雄訳)岩波書店(1959).著者自身が監修した英訳本があり,日本訳はそれを底本にしたもの.
- Gruppentheorie und Quantenmechanik ,H.Hirzel, Leipzig, 1928. 原著第2版(1931). 『群論と量子力学』(山内恭彦訳)裳華房(1932).
- The open world : three lectures on the metaphysical implications of science, Yale Univ. Press, New Haven, Conn.(1932).
- Elementary Theory of Invariants, Mineographed Notes, University of Pennsylvania Press, Philadelphia(1934).
- The Structure and Representation of Continuous Groups, Lecture Notes, Inst. Adv. Stud., Princeton(1935).
- Mind and nature, William J. Cooper Foundation lectures, Princeton Univ.(1935--36).
- The Classical Groups: Their Invariants and Representations , Princeton University Press(1939, 1946)の増補第2版(1953)『古典群:不変式と表現』(蟹江幸博訳,シュプリンガー東京,2004.11)
- Algebraic Number Theory, Ann. MAth. Stud. 1, Princeton Univ. Press(1940).
- Meromorphic Functions and Analytic Curves, Ann. MAth. Stud. 12, Princeton Univ. Press(1943), with Joachim. Weyl.
- Geometry of Numbers, Mineographed Notes, Princeton Univ.(1950), with C.L.Siegel and K.Mahler.
- Symmetry, Princeton Univ. Press, New Jergy, 1952.『シンメトリー : 美と生命の文法』(遠山啓訳,紀伊國屋書店,1957).
- The mathematical heritage of Hermann Weyl(ヘルマン・ワイルの数学的遺産), ed. by R.O. Wells, Jr., Proceedings of symposia in pure mathematics, vol. 48, American Mathematical Society, Providence(1988)
ワイルの数学とその意味を知りたくなったら,日本語に翻訳された著書と,表の最後の論文集を見ればよい.
[名3, 9-10, 17], [代序, 1, 17, 19, コ],[ワ]トップ
ワイルズ,アンドリュー(Andrew John Wiles, 1953.4.11-.)
イギリス,ケンブリッジの生まれ.
1971年オックスフォード大学マートン・カレッジに入学,1974に学士号を取得し,学位をとるためにケンブリッジ大学クレア・カレッジに入学.現在,プリンストン大学教授.フェルマの最終定理の証明。Department of Mathematics, Princeton University, Princeton, NJ 08544 USA.
「... 10歳だったある日町の図書館で数学の本を見つけこの問題の歴史を知った.10歳だった私にも問題の意味は分かった.そのときから,解こうと努力してきた.なんという挑戦,なんと美しい問題だったか.これがフェルマの最終定理であった.」
と語っている.大人になってその夢を追い続けることのできる幸せを語り,実際に解けた喜びを語っている.
[名3] トップ
ワゴン(Stanley Wagon).
アメリカ,ミネソタ州,
マカリスター・カレッジ数学・計算機学科教授.
数論,数値解析,数学パズル,マテマテカの大学教育での利用法など,興味は多岐にわたる.アメリカ数学月報の名編集者としても名高い. 日本語の本に『Mathematica現代数学探求』(植野他訳,シュプリンガー・フェアラーク東京),『Mathematicaで見える現代数学』(長岡亮介他訳,ブレーン出版)などがある. [天4] トップ
ワース(B. Wirth).
[天27] トップ
トップに戻る。